家造りは収納を考えるチャンス!
収納の第一歩は、ものを捨てることだといわれています。いるものといらないものを判断して適切に処分し、使いやすい場所に収納することで家が散らかりにくくなります。しかし家族が多いと誰がどれだけのものを持っているのかも把握できず、収納場所が足りなくてつい適当な場所にしまうことになってしまいがちです。その結果、収納場所が遠くてものが出しっぱなしになったり、次に使うときに場所がわからなくなったりすることもあるかもしれません。一からものを運び入れる家造りは、家全体の収納を考えるよい機会です。大きな収納を作るより家族の動線を考えた収納を作ることが、収納しやすく少ないスペースで必要なものだけを収納することにつながります。大きな収納には扇風機などの季節の家電や、捨てられない子供の思い出の品などをしまいましょう。
家族の動線を考えた収納とは?
家造りで収納を考える際には、家族の行動パターンを考えましょう。たとえば車で買い物に出かけて台所に品物を収納するなら、車庫から直接台所に入ることができる通路を設けると便利です。途中にパントリーを作ると、冷蔵庫に収めるもの以外は台所に入る前に片づきます。子供が台所でお絵かきをするなら、クレヨンや画用紙は子供部屋ではなく台所に置き場所を設けると子供自身で片づけることが容易です。家族が集まりやすいリビングは家族と一緒にものも持ち込まれるので、テレビボードのうしろなどに回遊できる共用の収納があると散らかりにくくなります。子供の持ちものは年齢によって変わるので、柔軟性のある収納を考えることも大切です。
平屋住宅は一般的な上階のある家より敷地面積を広く確保しなくてはいけません。都市部での生活にこだわりがないのであれば坪単価の安い郊外を選択した方が理想の家を作りやすくなります。